Bank of Japan

09/10/2025 | Press release | Distributed by Public on 09/09/2025 17:54

外国為替およびデリバティブに関する中央銀行サーベイ(2025年6月末残高調査)について:日本分集計結果

2025年9月10日
日本銀行金融市場局

日本銀行では、このほど、わが国における「外国為替およびデリバティブに関する中央銀行サーベイ(2025年6月末残高調査)」を公表した。当該期の特徴は概略以下の通りである。

なお、今回調査については、調査対象および調査項目が、「デリバティブ取引に関する定例市場報告」と同一となるため、集計結果も「デリバティブ取引に関する定例市場報告(2025年6月末)」と一致する。

1.デリバティブ取引残高(想定元本)

わが国の主要デリバティブ・ディーラーによる2025年6月末のデリバティブ取引残高について想定元本でみると、OTC取引が85.6兆米ドル、取引所取引が3.8兆米ドルであった。

2.OTC取引残高(想定元本)の内訳

(1)リスク・ファクター別

OTC取引をリスク・ファクター別にみると、金利関連取引が73.8兆米ドル、外為関連取引が10.6兆米ドル、クレジット・デリバティブ取引が0.9兆米ドルであった。

(2)通貨別

OTC取引を通貨別にみると、金利関連取引では、米ドルが26.8兆米ドル、円が24.3兆米ドル、ユーロが16.1兆米ドルであった。外為関連取引では、米ドルが4.9兆米ドル、円が2.3兆米ドル、ユーロが1.2兆米ドルであった。

(3)取引相手先別

OTC取引を取引相手先別にみると、金利関連取引では、対報告対象金融機関の取引(以下、ディーラー間取引)が7.2兆米ドル、対CCPの取引が53.7兆米ドル、対報告対象外金融機関(除くCCP)の取引が11.0兆米ドルであった。外為関連取引では、ディーラー間取引が7.0兆米ドル、対CCPの取引が0.4兆米ドル、対報告対象外金融機関(除くCCP)の取引が2.1兆米ドルであった。

(4)残存期間別

OTC取引を残存期間別にみると、金利関連取引では、5年超が21.6兆米ドル、1年超5年以内が27.3兆米ドル、1年以内が24.9兆米ドルであった。外為関連取引では、5年超が0.9兆米ドル、1年超5年以内が2.5兆米ドル、1年以内が7.2兆米ドルであった。

(参考)デリバティブ取引に関する定例市場報告の日本分集計結果(2025年6月末)

  • 参考図表 [PDF 465KB]
  • 日本分集計結果 [XLSX 74KB]
  • 参考計表 [XLSX 38KB]
Bank of Japan published this content on September 10, 2025, and is solely responsible for the information contained herein. Distributed via Public Technologies (PUBT), unedited and unaltered, on September 09, 2025 at 23:54 UTC. If you believe the information included in the content is inaccurate or outdated and requires editing or removal, please contact us at [email protected]