Denso Corporation

10/26/2026 | Press release | Distributed by Public on 10/25/2026 20:07

デンソーと豊田自動織機、トラックへの自動荷役を開始

2026年10月26日

株式会社デンソー
株式会社豊田自動織機

株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:林 新之助、以下、デンソー)と株式会社豊田自動織機(本社:愛知県刈谷市、社長:伊藤 浩一、以下、豊田自動織機)は、このたび、デンソー安城製作所において、トラックへの荷物の積み込み・積み下ろしの自動化を開始しました。 
本取り組みは、豊田自動織機のトラック荷役対応自動運転フォークリフト「Rinova Autonomous(リノバ オートノマス)」と、デンソーの高精度LiDAR*1「LiDsEYE(ライズアイ)*2」を連携し、トラックへの荷役を自動化するとともに、トラックヤード内の人や障害物を検知し、安全な運用を支援します。両社は、安全かつ効率的な物流自動化を推進し、持続可能なモノづくりの実現に貢献します。

近年、日本の製造業では、高品質なモノづくりを維持しながら、人手不足への対応や働く環境の改善など、持続可能な生産・物流を実現していくことが重要な課題となっています。なかでも物流領域は、生産活動を支える重要な機能でありながら、荷役作業は人手への依存度が高く、作業負荷の軽減への期待が高まっています。
特に、自動車部品工場では、多様な部品を高品質かつ安定的に供給するため、安全・品質・スピードのすべてを高いレベルで実現する必要があります。また、扱う部品や荷姿が多岐にわたることから、作業の効率化・自動化には、実際の生産現場での検証や、現場に適した運用ノウハウの蓄積が重要となっています。

こうした背景のもと、デンソーと豊田自動織機は、豊田自動織機の荷役自動化技術、デンソーのセンシング技術、そして自動車部品の量産現場で培った運用ノウハウを融合し、インバーター*3を生産するデンソー安城製作所204工場において、トラックへの自動荷役を開始しました。

本取り組みでは、Rinova Autonomousによるトラック荷役の自動化と、LiDsEYEによるトラックヤード全体の安全監視を現場で組み合わせて運用します。フォークリフト単体でも障害物検知などの安全機能を備えていますが、LiDsEYEと連携することでフォークリフト周辺にとどまらず、トラックヤード内の人や障害物を高精度に検知することで、安全な荷役作業の自動化を支援します。
また、荷役作業の効率化に向け、LiDsEYEによる荷物の位置やサイズを認識する技術についても検証を進め、荷物認識技術の精度向上にも取り組みます。
多様な部品・荷姿を取り扱い、生産計画に連動した安全かつ円滑な物流が求められる自動車部品工場として、インバーターの物流現場で活用することで、自動車部品物流に求められる高度な運用条件への対応力を高めていきます。

また、将来に向けては、現在Rinova Autonomousに搭載されたカメラで取得した情報をもとに行う荷役経路の生成について、LiDsEYEが取得した荷物の配置位置やサイズなどの情報も連携させることで、荷物の状況認識から荷役作業の開始までの工程を効率化し、荷役作業全体のさらなる生産性向上を目指します。
これにより、生産と物流が連動する自動車部品工場のトラックヤード全体において、人・車両・荷物の状況を把握しながら、安全かつ効率的な荷役作業を実現する物流環境の構築を進めていきます。


<各社の役割>

デンソー
・センシングコンポーネント事業部

デンソーのセンシングコンポーネント事業部は、高精度LiDAR「LiDsEYE」を提供します。
LiDsEYEは、Rinova Autonomousが備える安全支援機能と組み合わせることで、トラックヤード全体を高精度に監視し、人の侵入時にフォークリフトを停止させるなど、安全な荷役作業を支援します。量産物流現場での運用を通じて、検知精度の向上およびRinova Autonomousとの連携技術の強化を進めます。

・パワーエレクトロニクスコンポーネント事業部
デンソーのパワーエレクトロニクスコンポーネント事業部は、安城製作所にて、本取り組み全体の運用を担います。
実運用を担う現場として、安全・品質・スピードを高いレベルで実現する現場づくりを推進するとともに、量産物流現場に適した運用ノウハウを実践し、磨き上げます。

豊田自動織機
豊田自動織機は、トラック荷役対応自動運転フォークリフト「Rinova Autonomous」を提供します。
Rinova Autonomousは、トラックの停止位置およびパレットの位置・姿勢を認識・検出して、走行経路を自動生成し、荷積み・荷下ろしを自動で行います。量産物流現場での運用を通じて、サイズの異なるパレットが混在する環境における荷役動作の精度向上と安定稼働に向けた性能向上を進めます。

両社は、こうした取り組みを通じて、現場で求められる安全性と実用性を両立した物流自動化を推進し、持続可能なモノづくりの実現に貢献してまいります。


*1LiDAR(Light Detection and Ranging):レーザー光を照射し、対象物までの距離や位置を高精度に計測するセンシング技術
*2LiDsEYE(ライズアイ):デンソーが開発した高精度LiDARセンサー。人や車両、設備などの位置を高精度に検知し、物流現場や工場における安全性・効率性の向上に貢献する技術
*3インバーター:電池からの直流電流を交流電流に変換し、電動車のモーターを駆動・制御する製品

  • LiDsEYEとRinova Autonomousの連携イメージ図

  • LiDsEYE(ライズアイ)

  • Rinova Autonomous(リノバ オートノマス)

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