09/30/2026 | Press release | Archived content
東洋計器(株)(松本市 土田泰正社長)が開発したガスや水道メーターなどの自動検針向けLPWA通信端末「IoT-R」の出荷数が、発売以来、9月30日で5,003,243台となり500万台を超えました。
出荷第1号は、2018年10月26日・日通商事(株)(現NX商事)様で、2021年5月11日に100万台、2022年6月7日に200万台、2023年8月3日に300万台、2024年9月18日に400万台を達成し、出荷以来7年と11ヵ月で500万台を達成しました。
「IoT-R」は電池で10年間稼働できる携帯電話のイメージの機器で、メーターやセンサーなどと接続すれば、KDDIの携帯電話網を活用して検針値やガス漏れ通報、消し忘れ情報などを監視センターに自動通報できます。工事が簡便で、通信量は1ヵ月定額のため、毎時や毎日の検針値など、ガス事業を行う上で必要な情報を自在に収集できます。
現在の主な用途は、LPガスの検針やガス事故を未然に防ぐことができるマイコンメーターの情報取得、更にはLPガスボンベの残量を把握し効率的な配送計画を立てることなどに使われています。 最近では、水道メーターの自動検針や漏水情報の収集、都市ガスの圧力遠隔監視システム・自動検針、灯油の残量監視、加工食品工場などでの窒素・炭酸ガス管理、金属加工会社でのアルゴンガス管理などにも利用が拡大しています。
特に水道関連では東京都水道局などへの納入と共に、地域未来交付金を利用した水道スマートメーターの案件での用途も広がっています。
東洋計器の「IoT-R」は、送られてきた検針情報を高度活用するコンテンツにおいて、他に類を見ない圧倒的な内容を完備しておりご好評いただいております。
用途別にガスを分計してガス暖房需要などの推進に有効な『新・料金メニュー』の運用、携帯電話に使用情報や緊急情報を自動転送すると共に電子請求・電子決済が可能なWeb明細『ガスるっく』『水るっく』、『高齢者元気情報システム』、配送の合理化が可能な『配送Naviアプリ』、ガスの『プリペイドサービス』、『エネチェン.com』なども構築し実運用に入っています。
東洋計器が運営するマルチセンターの運用件数も500万件に近づいており、1時間毎のガス使用量データが年間で約1.7億個送られてきます。これらのビッグデータの中から93万余りのLPガス供給先を抽出し、ガス使用量のデータ解析などを行い、日本初となる貴重なガスデータの提供を行っています。また、本年に入り、岩手県沖・山梨県東部・熊本・茨城と4度にわたる地震が起きましたが、その都度松本市にあるマルチセンターに各地より、リアルタイムで感震遮断通報や復帰通報が送られており、ガスの安全な供給に役立っています。
マルチセンターでは、マイコンメーターの学習機能に起因するいわゆる不要遮断通報などが保安関連通報の48%を占めており、真の事故防止通報の対応を阻害しています。このため、学習機能による不要な遮断・通報を回避できる新たなマイコンソフトDL(ダブル・ラーニング)方式を開発し、普及に努めています。今後DL方式が広く普及していくと、真の事故防止に全国の保安センターが集中できることになり、安全性が一層向上するとの期待が高まっています。
また、ネットワーク社会となり、悪意のある通信によるシステム障害が散見されるようになりました。マルチセンターは外部との接続を遮断した独立運用タイプであり、ISMAP掲載サーバーを利用し、政府が安全性を評価公開する制度に準じています。政府機関のクラウドにも採用されている制度で運用を行うことで万全を期しています。
東洋計器(株)では、今後のIoT-Rの取付け増加に備え、『東洋計器マルチセンター』を700万件受信可能な体制構築に向けて、AI技術なども取り入れながら整備を進めています。
IoT-R設置第1号
IoT-R+DLメーター取付事例
マルチセンター