09/11/2026 | Press release | Distributed by Public on 09/10/2026 19:11
湘南キャンパスで8月26日に、「第25回大学間技術系職員交流研修会」を開催しました。国公立・私立大学の大学に勤務する技術職員が集い、実践的研修と大学の枠を超えた交流を通じて人脈を広げるとともに教育支援体制の充実と自己研鑽を深めることを目的に2001年度から開催しています。今回は「進化する情報技術とこれからの研究・教育支援~次の10年につなぐ~」をテーマに、神奈川大学、慶応義塾大学、埼玉大学、東京科学大学、明星大学、横浜国立大学が参画。当日は約70名が参加しました。
初めに秦野伸二副学長(研究担当、医学部教授)があいさつに立ち、「昔は"技術職員は研究者のサポート"というイメージが強かったかもしれませんが、現代では研究そのものを大きく支える存在といっても過言ではありません。日本の研究力を向上させるため、大学間の連携を強化し、技術職員の皆さんが研究活動を先導する立場となっていただきたい」と語りかけました。また、大学戦略本部(研究戦略)の中島孝部長(情報理工学部教授)が、「我々教員を支えてくださる技術職員の皆さんは、家でいう土台や基礎といった大事な役目を担われています。交流会を機に横のつながりを広げていただき、業務に関する工夫や改善について意見を交わしてもらえれば」と話しました。
続いて、濱本和彦副学長(教育担当、情報理工学部教授)が「『バーチャルリアリティとこれからの情報社会』の10年後」と題して講演しました。バーチャルリアリティ(VR)を専門とする濱本副学長は、2015年に本学高輪キャンパス(現・品川キャンパス)で開催した第14回研修会の体験授業「バーチャルリアリティとこれからの情報社会」で講演した内容を振り返り、この10年におけるVR技術の変遷について解説。「コンピュータは開発されてからこれまで、メインメモリのサイズと扱う情報の種類が大きく変化してきた。新しい様式(modality)による情報端末としてスマートフォンが主流となってきた。我々はもう端末なしには生活できない状況になりつつありますが、今後はさらに、目の動きや五感を使ったインタフェースが主流になると考えられます」と話し、清水建設株式会社と共同開発したゴーグルレスの体感型学習支援システム「VR-Commons」を紹介するなど、実例を交えてVRの発展について語りました。また、「筋電義手」など体内に機器を埋め込み身体機能を代行するインタフェースや、国内外の研究機関や企業が開発に取り組む最新鋭の技術について解説し、「非常に便利な技術であると同時に、使い方を一歩間違えれば社会に大きな悪影響を与える可能性があるということは忘れてはいけません。今日の話を踏まえて、皆さんも今一度考えてみてください」と呼びかけました。
講演後の施設見学では、今年完成した17号館のデジタルメディア研究施設「情報理工学クリエイティブメディアラボ」をはじめ、キャンパス内の実験室など各種施設を巡りました。