Northrop Grumman Corporation

07/31/2025 | Press release | Distributed by Public on 08/01/2025 17:42

ノースロップ・グラマン、低率初期生産契約に基づく統合戦闘指揮システム(IBCS)の納入を完了

ハンツビル(アラバマ州) - 2025年7月30日 - ノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)は、低率初期生産(LRIP)契約に基づく米陸軍の統合戦闘指揮システム(IBCS)の主要構成品(MEI)の納入を全て完了しました。IBCSは、米陸軍の統合防空ミサイル防衛(IAMD)近代化の正式プログラムであり、今回のマイルストーンは、次世代の防空ミサイル防衛技術における重要な進展を示すとともに、IBCSの即応能力を裏付ける成果となります。

LRIPフェーズにおいて、ノースロップ・グラマンは大規模かつ迅速にIBCSを製造し、すべてのMEIを契約通りに納入しました。これにより、米陸軍はIBCSの配備を加速することになります。

今回のマイルストーンは、昨年のIBCSの最初のMEIフルセット納入に続くものであり、LRIP契約のもと、ノースロップ・グラマンはアラバマ州ハンツビルの製造拠点において、下記3種類の計142基のMEIを生産・納入しました。:

  • 交戦作戦センター(EOC) 35基
  • 統合火器管制ネットワーク (IFCN)リレー 32基
  • 統合協働環境システム(ICE) 75基

専門家のコメント:

ノースロップ・グラマン社グローバル指揮統制ソリューション部門バイス・プレジデントであるジェレミー・クナップ氏は、次のように述べています。「IBCSのMEIを米陸軍に納入したことは、最先端技術を提供するという我々のコミットメントを明確に示すものです。我々にはIBCSを迅速に供給できる製造能力と体制があります。これにより、戦闘部隊は状況認識を強化し、精度の高い意思決定と柔軟な作戦運用を実現できるようになります。」

今後の展望:

  • ノースロップ・グラマンは既存の枠組みを覆してきた信頼あるイノベーターとして、今後、米陸軍との間で締結された全規模量産契約(FRP)に基づき、アラバマ州マディソンに新設した生産強化統合センター(EPIC)でIBCSの本格量産を開始します。EPICは、重要な能力のスケーラブルな生産を可能にし、大規模製造を支える体制をさらに拡大する施設です。

アラバマ州マディソンにあるノースロップ・グラマンのEPIC施設におけるEOC(写真提供:ノースロップ・グラマン)

IBCSの詳細:

IBCSは、製造元、軍種やドメインに制約されず、現在利用可能なシステムだけでなく、将来の各種システムを連接することができる革命的な指揮・統制システムです。IBCSはネットワーク対応型でモジュール化され、オープンかつスケーラブルなアーキテクチャにより様々なセンサーデータを融合し、行動を取ることを可能にする戦闘空間の完全な単一ピクチャを生成します。この即応能力によって、戦闘部隊は脅威に対する最適な対処方法を評価・決定する時間的余裕を確保できます。IBCSは統合・多国間のマルチドメイン作戦を実行する中核的な要素となります。現在IBCSは生産段階にあり、米陸軍の統合防空ミサイル防衛近代化プログラムの一環として配備が進められていきます。

ノースロップ・グラマンは、2021年12月に米陸軍からIBCSの低率初期生産および全規模量産を内容とする5年間・10億ドル超(約 1兆4,750億円)の契約を獲得しています。

ノースロップ・グラマン社について

従業員約10万人、3,000万平方フィート超(フットボール場500面以上に相当)の製造施設を擁するノースロップ・グラマンは、かつてないスピードでのイノベーションを実現するための能力・規模・柔軟性を備えています。ノースロップ・グラマンの製造アプローチは、単に製品を作るだけにとどまりません。設計・開発から製造・試験に至るまで、プロセス全体を加速・高度化します。弊社は、現在および将来の国家安全保障ニーズに応えるため、米国のインフラ、研究・開発、人材、そしてサプライチェーンに積極的に投資しています。

ノースロップ・グラマンは、航空宇宙と防衛技術分野におけるグローバルなリーディングカンパニーです。時代を切り拓く弊社のソリューションは、カスタマーが世界と繋がり、また世界を守るために必要な能力を提供し、人類の探究の境界を広げています。カスタマーの最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。

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