Nissan Motor Co. Ltd.

07/08/2025 | Press release | Distributed by Public on 07/08/2025 01:02

日産フォーミュラEチーム、シーズン11の重要な局面となるベルリン戦に挑む

2025/07/08

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:イヴァン エスピノーサ)は、同社のフォーミュラEチームが、今週末にベルリンで開催されるダブルヘッダーに参戦することを発表しました。ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン11(2024/25)の第13戦と第14戦にあたります。

オリバー ローランドは、シーズン11においてポールポジション3回、表彰台7回、優勝4回と非常に好調な戦績をあげており、ドライバーズランキングで2位に69ポイント差をつけて首位に立っています。また、テンペルホーフ空港サーキットとの相性もよく2020年にシリーズ初勝利を飾ったほか、昨シーズンには3位を2回獲得しました。

今週末は、リザーブ兼シミュレーター担当のセルジオ セッテ・カマラがローランドとペアを組み、FIA世界耐久選手権の予定により不在となるノーマン ナトーの代役を務めます。シーズン11の開幕からチームと共に活動しているブラジル出身のセッテ・カマラは、シーズン6のベルリン戦でデビューして以来、通算66回のE-Prixに参加し、豊富な経験を持っています。

今シーズン、日産フォーミュラEチームは、これまでの12レース中10レースでポイントを獲得しています。今回のレースでチームランキングにおいて2位から巻き返してトップに返り咲くことを目指しています。一方、マニュファクチャラーズランキングにおいては、4レースを残した現在、4ポイント差のリードを保っています。

ベルリンE-Prixは、ドイツの首都ベルリンの南側に位置する全長2.343キロの市街地コースで行われます。かつての空港敷地を利用した歴史あるコースで、2014/15年の初開催以来、唯一継続して使用されており、これまでに10回のレースが行われています。コースはザラザラした路面で知られており、荒れやすく、タイヤ管理が重要になります。

16:00(UTC+2)開始のフリープラクティス1から始まり、土曜日と日曜日ともに予選は11:20、決勝は16:05開始予定です。

日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクター、およびチームプリンシパルであるトマソ ヴォルペは、次のように述べています。「ベルリンは我々にとって馴染みのあるサーキットであり、特にローランドにとっては過去に良い結果を残してきた場所です。コースレイアウトは昨年から少し変わっていますが、過去のデータも豊富にあり、予測がしやすいです。今週末は多くの勝負がかかっており、チームは非常に意欲的で集中しています。必要なポイントを確実に獲得する自信があります。ローランドはドライバーズランキングで良い位置につけており、これまで何度も実力を証明してきました。彼とともに良い結果を積み重ねていきたいと思います。一方、セッテ・カマラの参戦を非常に喜んでいます。彼は調整や準備に少し時間を要しますが、非常に経験豊富で才能のあるドライバーです。私たちは3つのランキング全てで良い位置につけていますので、今週末にさらにポイント獲得を目指し、ロンドンでの最終戦を有利に進めたいと考えています」

オリバー ローランド

「ベルリンには良い思い出があります。フォーミュラEでの初勝利はとても特別なもので、その後も昨年は良いレースができました。今週末は戦略的に非常に興味深い展開になりそうです。土曜日のレースはピットブーストもあり、ハイペースになることが予想される一方で、日曜日はエネルギー節約を重視した戦術的なレースになると考えています。コースはよく知っていますし、今年は少しレイアウトが変わっていますが、路面の特性は熟知しています。良い結果を出せるよう全力を尽くします」

セルジオ セッテ・カマラ

「今週末、ベルリンで走れることを非常に楽しみにしています。これまで多くのレースでチームとともに戦ってきましたが、やはり実際に車に乗れるのが一番の喜びです。シーズン中盤に新世代の車に乗るのは大きな挑戦ですが、柔らかいタイヤや全輪駆動といった新しい要素も理解しています。ピットブーストも初めての経験で、とても楽しみにしています。工場ではローランドやエンジニアとともに戦略を学び、理解を深めてきました。全力を尽くしますが、あまりプレッシャーを感じずに自分の力を出し切りたいです。チームの3つのランキング勝利に少しでも貢献できるよう、ポイントを積み重ねていきたいと思います」

レース終了後には、毎年恒例のベルリンルーキーテストが月曜日に実施されます。日産フォーミュラEチームは新人、およびシミュレーター担当のアビー プリングと、フォーミュラ2のガブリエレ ミニの2名を起用します。プリングは昨年11月のハラマ戦で女子チームのセッションを制し、ミニは今年のジェッダ戦でルーキーフリー走行2位を獲得しました。2つの3時間セッションは、午前9時から正午までと、午後2時から午後5時までの予定です(ともにUTC+2)。

トマソ ヴォルペ(日産フォーミュラEチームのマネージングディレクター兼チームプリンシパル)は次のように述べています。
「今年のベルリンルーキーテストにプリングとミニが参加できることを大変嬉しく思います。プリングにとっては、リクルート兼シミュレーター担当としてチーム加入以来初めてのトラック上での活動となります。2人とも非常に才能のあるドライバーであり、継続的に育成を続けることができるのは、チームにとって大きなメリットです。彼らが成長し続け、より良いパフォーマンスを発揮してくれることを期待しています」

アビー プリング(リクルート兼シミュレーター担当)

「トラックに出て、チームと再び一緒に走れることにとても興奮しています。街中のサーキットは以前も経験していますが、これほどパワフルな車での走行は初めてなので、素晴らしい機会です。レースに参加するので、できるだけ多くの情報を収集し、車の理解を深め、チームと自分にとって有意義な経験にすることを目標としています」

ガブリエレ ミニ

「再びチームと共に走れることを喜んでいます。昨年のルーキーテストで走ったコースですし、ジェッダでのFP0セッションでは350kWパワーモードや新しいタイヤ、全輪駆動は経験したのでうまく組み合わせていきたいです。私の主な目標は学び続けることと、ジェッダの時と同様にチームの計画を実施しながら自分の速さも示すことです。」

以上

Nissan Motor Co. Ltd. published this content on July 08, 2025, and is solely responsible for the information contained herein. Distributed via Public Technologies (PUBT), unedited and unaltered, on July 08, 2025 at 07:02 UTC. If you believe the information included in the content is inaccurate or outdated and requires editing or removal, please contact us at support@pubt.io