WFP - World Food Programme

05/22/2026 | Press release | Archived content

DRC東部でエボラ対応拡大 地域危機の回避図る

【コンゴ民主共和国・キンシャサ】世界食糧計画(WFP)は、コンゴ民主共和国東部における緊急対応を急ピッチで拡大しています。コンゴ民主共和国政府と世界保健機関(WHO)、およびパートナー機関と連携し、エボラ出血熱が保健上の緊急事態から、より広範な人道的惨事へと発展する前に抑え込むことを目指しています。

この疾病は、治安が不安定な状態が続いていること、避難民が増加すること、そして人びとの国境を越えた移動によって、一層拡大するリスクが高まっています。今回のエボラ流行は、すでに極度の負担を抱える地域社会を直撃しています。コンゴ民主共和国全体では2,650万人が深刻な食料不安に直面しており、特に東部では約1,000万人が危機または緊急レベルにあります。

「この感染拡大は時間との闘いです」と、WFPコンゴ民主共和国事務所のデイビッド・スティーブンソン代表は述べています。「迅速で大規模に、かつ連携した対応を取らなければ、現在の感染症の危機がもともと深刻な食料不足や医療の問題と重なり、コンゴ民主共和国東部やその周辺で制御不能な人道危機に発展しかねません」。

重要な役割を担うWFPの国連人道航空サービス(UNHAS)は、エボラの影響を受けた地域がどんなに遠隔地であっても、支援を確実に届けています。WFPはこれまでに、数百人の緊急対応要員や人道支援スタッフに加え、数十トンの重要な医療物資を最前線に運んできました。東部にあるブニアは現在も物流の中心拠点となっており、これまでに46トン以上の物資を受け入れ、少なくとも14か所に必要な支援物資を送り届け、エボラ対応を支えています。

感染拡大地域において、最も脆弱な人々への追加対応や重要な支援も急速に強化されており、具体的には以下のとおりです:

  • 遠隔地や立入制限地域に対応するため、航空サービスを増便しています 。
  • キンシャサとブニア間のフライトを新設し、現在は週3便に増便しています。
  • 重要機材や支援物資の増加に対応するため、トラックや移動式倉庫(MSU)などの輸送・保管体制を強化しています。
  • モンブワルなどの優先地域へのアクセス回復を進めており、ヘリポートの修復により近く航空運用が可能になります 。
  • 各チームの航空活動や輸送を管理・調整するため、航空専門スタッフを増員しています 。
  • ブニアのWFP診療所では国家保健当局と連携し、援助従事者に対する医療監視を強化し、エボラの早期発見と予防に取り組んでいます。

WFPはまた、イトゥリ州およびエボラの影響を受けたコミュニティにおいて、14万6千人以上に対する緊急の食料および栄養支援を拡大しています。対象には患者、接触者、影響を受けた世帯、その他の脆弱な人々が含まれており、家族が食料へのアクセスを失うことなく公衆衛生対策を守れるよう支援しています。食料が不足すると、治療を遅らせたり、収入を求めて移動したり、生き延びるために隔離措置を破ったりするリスクが高まります。

「エボラの封じ込めは治療だけでは不十分です」とスティーブンソン代表は付け加えています。「最前線のチームが迅速に動き、影響を受けた家族が安全に公衆衛生対策に従えるようにするためには、食料、アクセス、輸送、そして物流が不可欠です」。

WFPはすでにイトゥリ州全域で大規模な命を救う支援を展開しており、2026年第1四半期には24万1千人以上に支援を提供しています。その中には、2歳未満の子どもや妊娠中・授乳中の女性・少女4万4千人以上への栄養支援も含まれています。

「この感染拡大を封じ込める時間的猶予は限られています」とスティーブンソン代表は述べています。「コンゴ民主共和国および地域全体にさらなる深刻な影響が及ぶのを防ぐため、医療、物流、食料支援の各分野で、今すぐ大規模な対応を進める必要があります」。

WFPはDRC東部で支援活動を今後6か月間継続するために、約1億7,500万米ドルを緊急に必要としています。またイトゥリ州およびエボラの影響を受けたコミュニティで14万6千人以上を支援するため、今後3か月間に物流と緊急食料支援を拡大するための2,300万米ドルも必要とされています。

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WFPについて

世界食糧計画(WFP) は世界最大の人道支援機関であり、緊急時には命を救い、食料支援を通じて人々が紛争、災害、気候変動の影響から立ち直るための平和と安定、繁栄への道を築いています。

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