WFP - World Food Programme

06/03/2025 | Press release | Distributed by Public on 06/03/2025 19:59

スーダンの車列襲撃に関する共同声明

【ローマ/ニューヨーク】国連世界食糧計画(WFP)と国連児童基金(UNICEF)は、昨日夜、北ダルフール州アル・コマ近郊で発生した、人道支援のための物資を運んでいた車列に対する攻撃を強く非難します。この襲撃により、乗車していた5人が死亡し、複数の負傷者が出ました。複数のトラックが焼き払われ、大切な人道支援物資も損傷を受けました。

この車列はトラック15台で構成されており、飢きんの影響を受けているエル=ファーシルの子どもたちと家族に、命を救うための食料と栄養支援を届ける途中でした。数か月にわたって暴力が激化する中、エル=ファーシルには数十万人が取り残されており、その多くが子どもです。物資が早急に届かなければ、深刻な栄養不良や餓死のリスクにさらされることになります。

車列は通常どおり、ルートを関係各所に事前に共有しており、現地の関係者にはトラックの位置情報が通知されていました。国際人道法の下では、支援物資の輸送車両は保護されるべきものであり、すべての関係者は、民間人を支援するための迅速かつ妨げのない通行を許可する義務があります。

両機関は人道支援従事者、その施設および車両に対する攻撃の即時停止を強く求めます。これらは国際人道法に違反する行為です。

私たちは、今回の事件の早急な調査と、加害者に対する責任追及を求めます。

犠牲となった方々のご遺族に深く哀悼の意を表すとともに、負傷された方々に心よりお見舞い申し上げます。支援物資が、届けられるはずだった最も弱い立場にある子どもたちや家族のもとに届かなかったことは、極めて残念です。この車列はポートスーダンから1,800キロ以上の距離を走破してきており、エル=ファーシルまでの最終行程についてアクセス交渉を進めていた矢先の出来事でした。

この事件は、過去2年間にわたる人道支援活動に対する一連の攻撃の最新のものであり、先週にはWFPのエル=ファーシルへの爆撃があり、事務所や診療所が損傷を受けました。

スーダンでは、支援スタッフや支援物資、人道活動、そして民間人や民間インフラに対する攻撃があまりにも長く、罰せられることなく続いています。WFPUNICEFの職員は、こうした厳しい治安状況下でも現地にとどまり続けていますが、安全かつ確実に活動を行える環境の確保と、すべての当事者による国際人道法の遵守を強く求めます。スーダン、そしてダルフールのエル・ファーシルのような地域に暮らす数百万の命が、このことにかかっているのです。

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WFP国連世界食糧計画は世界最大の人道支援組織であり、緊急事態において人命を救い、食料支援を通じて紛争、災害、気候変動の影響から立ち直ろうとする人々の平和、安定、繁栄への道を築いています。

WFP - World Food Programme published this content on June 03, 2025, and is solely responsible for the information contained herein. Distributed via Public Technologies (PUBT), unedited and unaltered, on June 04, 2025 at 01:59 UTC. If you believe the information included in the content is inaccurate or outdated and requires editing or removal, please contact us at [email protected]