10/15/2026 | Press release | Distributed by Public on 10/15/2026 00:02
東和薬品株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役社長:吉田逸郎、以下「当社」)と、東洋アルミニウム株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:田中勝元)が共同開発した新PTPシート「MEKUREL(メクレル)」が、このたび2026年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しましたのでお知らせします。
<受賞概要>
受賞対象名
MEKUREL(メクレル)
受賞対象の概要
MEKURELは、錠剤やカプセルを従来どおり押し出して取り出せることに加え、アルミ箔をめくって取り出すことも可能なPTPシートです。
薬剤師さんは患者さんの飲み間違いや飲み忘れを防ぐため、服用タイミングごとに医薬品をまとめる「一包化」を日常的に行っています。一包化作業ではPTPシートから医薬品を取り出す工程が必要となりますが、その際の錠剤の割れや欠け、落下、指先や爪への負担などが課題となっており、こうした薬剤師さんの作業負担軽減を目指して開発されました。
さらに取り出しやすさや作業性の向上に加え、アルミ箔とプラスチックを分けやすい構造を採用。今回の受賞では、薬剤師さんが日常的に行う一包化作業の課題に着目し、PTPシートそのものを見直すことで、利便性と環境への配慮を両立した点が評価されました。
グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
薬剤師の一包化作業に着目し、日々繰り返される錠剤の取り出し負担を、PTPシートそのものの工夫で改善した、実務に根ざした発想が印象的である。通常の押し出しやすさはそのままに、背面のアルミをきれいに剥がすことで、一度に複数の錠剤を取り出せる構成は実に合理的である。さらにアルミとプラスチックを分離でき、環境への配慮にもつながっている。新しい道具を加えるのではなく、日常的に使われるシートそのものを見直すことで、作業負担と廃棄の課題を同時に改善した、その着眼点にデザインの力を感じる。
なお、MEKURELは2026年10月31日(土)から11月4日(水)まで開催される「GOOD DESIGN EXHIBITION 2026」に展示される予定です。
<MEKURELの特長>
① 薬が押し出しやすい
アルミ箔にレーザー加工を施し、押し出した際に切り込みに沿ってアルミ箔が開くことで、取り出しやすさの向上を図りました。
② アルミ箔がめくりやすい
PTPシートの端部(耳部)を持ちながらアルミ箔をめくることができる構造を採用しています。
③ アルミ箔とプラスチックが分けやすい
アルミ箔とプラスチックに分けることができ、使用後の分別を意識した設計としています。
<開発者のコメント>
薬剤師さんの当たり前の苦労を、包装から変えたい
一包化作業において、PTPシートからの取り出しに想像以上の時間と労力が費やされていることを知りました。一包化補助機器やバラ包装といった選択肢もありますが、すべての製品や現場に当てはまるわけではありません。そこで『押し出すことが当たり前』だったPTPシートそのものを見直すことに挑戦しました。
MEKURELは、当社の『東和品質』の考え方を包装という形で具現化した取り組みの一つです。今回の受賞を通じて、医療現場に寄り添う包装の価値を評価いただけたことを大変うれしく思います。
<今後の展開>
一包化される機会の多い製品やバラ包装の設定がない製品を中心に、MEKURELの活用可能性を検討しています。また、当社独自の口腔内崩壊錠製剤技術「RACTAB®技術」とMEKURELを組み合わせることで、医療関係者と患者さん双方により利便性の高い医薬品の提供を目指します。
当社はこれからも製剤だけでなく包装を含めた価値創出を通じて、医療現場の課題解決と環境への配慮の両立に取り組み、薬剤師さん、患者さん、そして社会に貢献してまいります。
<ご参考>グッドデザイン賞とは
1957年創設の、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨のしくみです。製品、建築、サービス、システム、地域の取り組みなど、有形無形を問わず、さまざまなものごとを対象としています。受賞のシンボル「Gマーク」は、よいデザインを社会に広げるマークとして親しまれています。2026年度は第70回の節目にあたります。 https://www.g-mark.org/
以上