08/28/2026 | Press release | Distributed by Public on 08/27/2026 19:03
伊藤忠商事株式会社(代表取締役社長:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)は、米国ネブラスカ州で開発中の大規模な合成メタン(以下「e-メタン」)※1製造事業(Live Oakプロジェクト、以下「本事業」)のコンソーシアム(以下「本コンソーシアム」)に参画しています。
このたび、本事業における基本設計(FEED:Front End Engineering Design)を開始しましたので、お知らせいたします。
本コンソーシアムは、TotalEnergies(CEO:Patrick Pouyanné、以下「TotalEnergies」)およびTree Energy Solutions Belgium B.V.(CEO:Clare Harris、以下「TES」)(各々の参画比率は33.35%)に加え、伊藤忠商事、大阪ガス株式会社(代表取締役社長:藤原 正隆、以下「大阪ガス」)、東邦ガス株式会社(代表取締役社長:山碕 聡志、以下「東邦ガス」)で構成されており、日本企業3社の参画比率合計は33.3%です。
本FEEDは、天然ガスをはじめとするエネルギーインフラや大規模産業プロジェクトを専門とする大手エンジニアリング会社であるKBR, Inc.(米国)ならびにTécnicas Reunidas, S.A.(スペイン)の2社が行います。両社は本コンソーシアムによる競争入札を経て選定されました。今後、両社が並行してFEEDを行い、その後、2つのFEED結果の内、1つを最終案として選定する予定です。本事業は、2027年度内のFEEDの完了およびEPC※2の開始、2030年度中の商業運転開始を目指します。
本事業では、ネブラスカ州ノーフォークにて、水の電気分解により生成するグリーン水素※3と、バイオエタノール工場から回収する二酸化炭素(以下「CO2」)からe-メタンを製造します。商業運転開始後は、米国の天然ガスおよびLNGの既存インフラを利用し、日本顧客向けの供給を目指します。なお、大阪ガスと東邦ガスは本事業からの主要オフテイカーとなる計画であり、本事業は両社が掲げるe-メタン等の導入目標(2030年度1%※4)の達成に寄与するものです。
水素の利用形態の一つであるe-メタンは、一般的な都市ガスの主成分であるメタンと同じ成分であり、既存のLNGの液化・輸送設備および都市ガスインフラやガス需要家の燃焼機器をこれまでと同様に利用できるため、スムーズなカーボンニュートラルへの移行と社会コストの抑制が可能です。
本事業についての詳細は、2026年8月27日付のLive Oak ウェブサイトでのリリース※5及び2025年12月2日付の当社リリース※6もあわせてご参照ください。
伊藤忠商事はグループ企業理念である「三方よし」の精神を掲げ、市場・社会・生活者等のあらゆるステークホルダーの声に耳を傾けながら、「SDGsへの貢献・取組強化」を推進しています。今後もe-メタンを含めた脱炭素取組みを推進し、早期の社会実装の実現及び世界の脱炭素化に貢献してまいります。
Live Oak プロジェクトについて
Live Oak プロジェクトは、TotalEnergiesとTESが2023年に立ち上げたe-メタンの大規模製造プロジェクトです。TotalEnergies、TES、大阪ガス、東邦ガスといった国際的なエネルギー企業および国際総合商社である伊藤忠商事から構成されるコンソーシアムによって推進されている本事業は、ネブラスカ州のバイオエタノール工場から回収される豊富なバイオマス由来のCO2と、米国において拡大を続ける再生可能エネルギーを活用した250MW級の水電解装置を利用し、e-メタンの製造(製造容量:年間約7.5万トン)、及び日本への輸出を目指します。