Toyota Motor Corporation

05/01/2026 | Press release | Distributed by Public on 05/01/2026 02:01

WRC 第6戦ラリー・ポルトガル プレビュー欧州での今季初となるグラベルラリーで2026年シーズン開幕6連勝を目指す

TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)は、5月7日(木)から10日(日)にかけてポルトガルで開催される、2026年FIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦「ラリー・ポルトガル」に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(GR YARIS Rally1 33号車)、セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(1号車)、オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン組(99号車)、勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)に、TGR-WRT2からのエントリーとなるサミ・パヤリ/マルコ・サルミネン組(5号車)を加えた、合計5台のGR YARIS Rally1で参戦。2026年シーズン開幕戦から続く優勝記録を6勝に伸ばすことを目標に据えて臨みます。

4月の第4週目にスペインで開催されたラリー・イスラス・カナリアスで、TGR-WRTは1-2-3-4フィニッシュを達成すると共に、開幕戦からの連続優勝を5勝に伸ばしました。その結果、マニュファクチャラー選手権での首位を守り、リードを98ポイント差とさらに拡大しました。それから約1週間という短いインターバルを経て、戦いの舞台はポルトガルのグラベル(未舗装路)ステージへ。グラベルイベントは第3戦サファリ・ラリー・ケニア以来となりますが、ヨーロッパ大陸では今シーズン初のグラベル戦となります。1967年に初めて開催され、WRC創設初年度の1973年からシリーズに組み込まれてきたラリー・ポルトガルは、数あるWRCイベントの中でもっともスタンダードなグラベルラリーとして知られています。ポルトガルの北部から中部にかけて展開するステージは、ハイスピードなセクションもあれば低中速のテクニカルなセクションもあるなど、様々なコーナーによって構成されます。また、ステージの路面は比較的フラットで、道の表面はルースグラベル(滑りやすい砂や砂利)に覆われています。そのため出走順がタイムに大きな影響を及ぼす「クリーニングエフェクト」が大きいイベントとして知られています。しかし、ラリーカーが何台か走るうちにルースグラベルははけていき、同じステージを2回目に走行する際には硬い岩盤が露出し、場所によっては深い轍が刻まれたり大きな石が掘り起こされるなど、路面コンディションは大きく変化します。

TGR-WRTにとってラリー・ポルトガルは非常に相性が良いイベントのひとつであり、2019年から6大会連続で優勝を飾っています。2021年大会で表彰台のトップに立ったエバンスは、前戦ラリー・イスラス・カナリアスで総合2位に入ったことにより、勝田に代わりドライバー選手権で首位に立ちました。そのエバンスを2ポイント差で追う勝田もまた、過去ポルトガルでは好成績を残しています。今季第2戦から4戦連続で表彰台を獲得しているパヤリは、勝田と27ポイント差の選手権3位につけ、パヤリと4ポイント差の選手権4位にはソルベルグがつけています。ソルベルグは昨年のラリー・ポルトガルではGR Yaris Rally2をドライブし、サポート選手権のWRC2で優勝しました。ラリー・イスラス・カナリアスで今季初優勝し、2戦を欠場しながらも選手権6位につけるオジエは、ラリー・ポルトガルでもっとも成功したドライバーとして知られています。オジエは2024、2025年と2連勝し、ポルトガルでの最多優勝記録を7勝に更新しました。なお、今大会ではエバンス、オジエ、ソルベルグがTGR-WRTのマニュファクチャラーズポイント獲得資格を持つドライバーとして出場します。

TGRの若手選手育成プログラムである「TGR WRCチャレンジプログラム」の第2世代ドライバー、山本雄紀はコ・ドライバーのジェームス・フルトンと共に、前戦に続きGR Yaris Rally2で出場。Rally2は今回45台ものエントリーを集める大激戦区となり、山本を含めた11人のドライバーがGR Yaris Rally2のステアリングを握ります。サポート選手権であるWRC2にはローぺ・コルホネン(フィンランド)、ガス・グリーンスミス(イギリス)、テーム・スニネン(フィンランド)、アレハンドロ・カチョン(スペイン)ら強豪ドライバーがエントリー。また、オーストラリア選手権で複数回の優勝経験を持つハリー・ベイツ(オーストラリア)は、今回がヨーロッパでのWRCイベント初挑戦となります。その他にもエリオット・デルクール(フランス)、アドリアン・モスカ(フランス)、ベルンハルト・テン・ブリンケ(オランダ)、ルーベン・ロドリゲス(ポルトガル)がWRC2にチャレンジ。山本とペドロ・アルメイダ(ポルトガル)はWRC2外でのエントリーとなります。また、TGR WRCチャレンジプログラムのコ・ドライバーである前川富哉は、ベテランドライバーのヤルッコ・ニカラと共にルノー Clio Rally3でWRC3クラスに挑みます。

ラリーは今年もポルトガル北部の大都市、ポルトの近郊「マトジニョス」に置かれ、木曜日から日曜日にかけて競技が行われます。シェイクダウンは例年よりも早く水曜日の午後3時過ぎから始まり、ステージはマトジニョスから南に約120km離れた古都コインブラで7日(木)に行われるセレモニアルスタートに続き、午後3時過ぎから開始。デイ1としてコインブラの北側エリア、アヴェイロの近郊で2本のステージを走行します。その後、大西洋に面したリゾート地であるフィゲイラ・ダ・フォスで1.93kmのスーパーSSを走り、一日が終了します。競技2日目となる8日(金)のデイ2は、例年通りコインブラの東側エリアで「モルターグア」「アルガニル」「ロウザン」「ゴーイス」という定番ステージを、アルガニルでの20分間のリモートサービスを挟んで走行した後、マトジニョスへと戻ります。そのうち、SS8ゴーイスのみ1回のみの走行となります。9日(土)のデイ3は、サービスパークの東から東北にかけてのエリアが主舞台となり「フェルゲイラス」「カベセイラス・デ・バスト」「アマランテ」「パレーデス」という4本のステージを、マトジニョスでのミッドデイサービスを挟んで各2回走行。全長26.24km のSS13/17アマランテは、今年も大会最長のステージとなります。その後「ロウサダ」のラリークロスサーキットで、SS19として名物のスーパーSSが行われてデイ3は終了。9本のステージの合計距離は145.88kmと非常に長く、4日間で最長の一日となります。最終日、10日(日)のデイ4は、デイ3とほぼ同じエリアで「ヴィエイラ・ド・ミーニョ」と、大ジャンプで有名な「ファフェ」の2本のステージを、サービスなしで各2回走行。最終ステージとなるSS23ファフェ2は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが付与される「パワーステージ」に指定されています。ラリーは4日間で23本のステージを走行し、その合計距離は344.91km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1874.58kmとなります。

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