10/01/2026 | Press release | Distributed by Public on 09/30/2026 19:12
日本キヤリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:丸山峰生)は、生成AIの普及やクラウドサービス需要の拡大により成長を続けるデータセンター市場向けに、空冷式スクリューチラー「AquaForceTM 30XFZ」の受注を開始しました。本製品は、省エネ性、事業継続性、将来への柔軟性という、データセンターに求められる重要な要件への対応を強化した新たな冷却ソリューションです。
当社は、気候変動やエネルギーといった問題に対するインテリジェントなソリューション提供で世界をリードするCarrier Global Corporation (NYSE:CARR)の日本法人です。
近年、日本国内ではエネルギーコストが上昇する一方で、企業のIT投資、メガクラウドサービス利用の拡大や生成AIの普及が進んでおり、データセンターやそれを支えるインフラの重要性は一層高まっています。また、国際的なデータ流通における重要なハブとして日本への期待が高まるとともに、機密情報や個人情報の適切な管理の観点からも、データセンターを国内に誘致する流れが加速しています。
こうした市場環境の中で、データセンター事業者は三つの重要な課題に直面しています。
一つ目は、増加する電力消費への対応です。サーバーの高集積化が進む中、運用コストや環境負荷の低減に向けて、高温冷水を活用した効率的な冷却や、外気を利用したフリークーリングによる省エネ運転への関心が高まっています。高温冷水領域においても高い効率を維持できることは、これからのデータセンター運営における重要な要件の一つとなっています。
二つ目は、事業継続性を支える冷却インフラの信頼性向上です。 AI向けサーバーをはじめとする高性能コンピューティング環境では、冷却設備の停止や冷却能力の低下がシステム全体の運用に大きな影響を及ぼす可能性があります。そのため、平常時の省エネルギー性能に加え、停電や障害発生時にも迅速に冷却能力を回復し、万一のトラブルの際にも確実なサービス支援により安定した運転を継続できる設備への要求が高まっています。
三つ目は、データセンターを取り巻く技術環境の急速な変化です。AI技術の進化に伴う高発熱化と冷却方式の転換が進む中、現時点の要求を満たすだけでなく、将来の運用条件や技術動向の変化にも柔軟に対応できる設備への期待が高まっています。
こうした背景のもと、日本キヤリアは、高温冷水運転における優れた効率性、ビルトインフリークーリングによる省エネルギー運転、停電後最短120秒での高速復帰性能を兼ね備えたデータセンター向け空冷式スクリューチラー「30XFZ」を日本市場に投入します。30XFZは、フリークーリング運転への切り替えをユニット停止なしでシームレスに行えるほか、フリークーリング用熱交換器をユニット内にビルトインしたコンパクト設計により、据付スペースの大幅な削減を実現します。また、大形データセンター向け空冷チラーとしてトップクラスの高速立ち上げ性能を備え、停電復旧時の迅速な冷却能力回復に加え、クッションタンクの小型化による設備スペースおよび初期投資コストの削減にも貢献します。さらに、機器性能にとどまらず、高度な監視・診断、予防保全、豊富なサービス知見、迅速なアフターサービスを一体的に提供する日本キヤリア自前のライフサイクルサポートを通じて、お客様の事業継続に不可欠な施設の安定稼働を支えます。30XFZは、現在の運用課題への対応に加え、変容するデータセンター環境においても長期的な設備投資価値を支える冷却基盤として、省エネルギー性、事業継続性、将来への柔軟性を提供します。
日本キヤリア代表取締役社長 丸山峰生は以下のようにコメントしています。
「Carrierは世界各地のデータセンター市場において幅広い技術やソリューションを展開しており、日本キヤリアもグローバルで培った知見と技術を活かしながら、日本市場への価値提供をさらに強化してまいります。日本国内のデータセンター向けにすでにご採用いただいている空冷モジュールチラー「ユニバーサルスマートX (USX) EDGE 」に加え、今回新たに30XFZを投入することで、日本キヤリアはエンタープライズからコロケーション、ハイパースケールまで幅広いデータセンターニーズに応える冷却ソリューションポートフォリオを提供します。30XFZの導入を重要な一歩として、今後も製品・ソリューションを拡充し、お客様の長期的な設備戦略を支えてまいります。」